江戸川光照苑

食とくらし・管理栄養士のマル秘雑学

今週のマル秘雑学


「カリフラワー」
平成24年3月30日
「カリフラワー」について
あちらこちらで桜が咲いたとか。テレビやラジオでやっています。東京もまもなくではないでしょうか。昼間は地下で仕事をしているので天気がよくわかりません。時々地上に出るとけっこう春らしい、いい天気になっている今日この頃です。
何週間か前に「ブロッコリー」をやったばかりですが今回は「カリフラワー」で。
同じ仲間なので原産地もおなじく地中海沿岸と言われています。やはりキャベツの変種。和名は「花椰菜(はなやさい)」です。葉が椰子の葉に似ていることから中国名を受け継いだとのこと。色々な品種があり通年収穫されます。一応、晩秋から冬にかけてが旬ということになっています。見た目がブロッコリーと同じに見えますが造りが少し違います。蕾と蕾の間がブロッコリーよりも密集していてひとつの塊に見えます。
日本に入って来たのもブロッコリーと同じく明治の初め。食べる人が少なくあまり栽培されなかった様です。今でも好き嫌いの人が多い野菜に入るのではないでしょうか。終戦後、進駐軍の人が食べる様になり広まったとのこと。昭和40年頃から全国に広まったようです。日本での主な生産地は静岡、千葉、長野、群馬、埼玉、東京、茨木、愛知です。
カリフラワーというと白色しか見たことがありませんが紫、黄緑、緑のもあるそうです。
栄養はこれもブロッコリーと同じですがビタミンCがかなり多いのが特長です。同量のレモン果汁と同じ位のビタミンCが含まれるそうです。味は決して酸っぱくないですけど。レモン果汁はそんなにゴクゴク飲めませんがカリフラワーならバリバリ食べられそうです。
ビタミンCを損なわずに食べるには生で食べることが一番ですがそれだけではあまり美味しくないですね。小さく切り分けたものをお湯で少量ずつゆでた方がビタミンなどの損失が少ないとのことです。ゆでる時に塩、酢、小麦粉を入れると白さが保たれます。また芯の部分は蕾の部分より2倍のビタミンCが含まれるとのこと。捨てていたかも知れませんが食べましょう。ブロッコリーもそうですが芯の部分も案外美味しいです。スライスしたり細かく切ったりすれば食べやすいと思います。ゆでて食べる以外にグラタン、パン粉をつけてフライにしても美味しいです。
それではまた来週よろしくお願い致します。